《音楽とは、作曲家の祈りを受け継ぐこと・・・》
混沌の時代に一筋の光。


藤井亜紀ピアノ
藤井亜紀   東京を拠点にヨーロッパ各地で演奏活動を展開しているピアニスト。レパートリーは幅広く、例えば生命力に溢れたバッハを演奏する一方で、現代の音楽にも造詣が深い。2006年のリサイタルでは、ショパンとスクリャービンの「24の前奏曲」全曲を取り上げた。『研ぎ澄まされた感覚と技巧を合わせ持つ』と、いずれの演奏も高い評価を得ている。

  「安定した技巧と鋭い集中力を発揮、のびのびとした、スケールの大きな表現力。藤井は自分なりの歌い方を確立している。このピアニストの高い音楽性と多彩な表現力は注目されるべきであり、今後の活躍が期待される。」(「音楽の友」誌 2007年3月号・原 明美氏)

  「表現世界の多様性と広がりを充分に意図したその即興、幻想、そして調和と対比に裏づけられた詩の調べ・・・」(「ショパン」誌2007年3月号・菅野浩和氏)

  これまでに、アンサンブルピアニストとして数多くの第一線のアーティストと共演。共演者たちの篤い信頼を得ている。時にはジャンルを越え、ジャズピアニストとしても知られる作曲家Tom Piason、Bruce Stark等との コラボレーションを行ってきた。サクソフォーン奏者・雲井雅人と共演したCD「Simple Songs」(CAFUA Records)は、「レコード芸術」特選盤に選ばれている。また、ギタリストの鈴木大介と「ギター×ピアノ×コンポーザー」のコラボレーションを展開するなど、演奏の場は多岐に渡る。

  2002年ロシア・サンクトペテルブルクでの公演をはじめとして、近年では、海外での活動も目覚しい。特にハンガリーにおいては、2003年ソルノク市立交響楽団のソリストとして招かれて以来、成功を収め続けている。サヴァリア響、Duna響などに客演し、2007年にはソルノク響ルーマニア公演でもソリストをつとめた。藤井の実力と音楽性は、不動の定評として聴衆のみならず、共演したオーケストラ団員より、圧倒的な支持を受けている。2008年8月、ソルノク響フランスツアーの中のひとつである、Boulogne(ブローニュ), Theatre Monsignyでの公演におい て、リスト「死の舞踏」を共演。10月にはSzolnok(ソルノク)・ Franz Liszt Hall にて「死の舞踏」の再演、また、Szolnok Galeria にてソロリサイタルを行った。2009年はフランス、Le Touque 国際音楽祭・ピアノフェスティバルに招聘が予定されている。日本 での活動としては、昨年10月、スウェーデンの作曲家でジャズピアニストのSteve Dobrogosz を招き、葛飾区民合唱団と「Steve Dobrogosz 展」(かつしかシンフォニーヒルズ)を開催し、出演はもちろんのこと、この企画全般の立案、制作に携わった。

  東京藝術大学音楽学部附属音楽高校を経て、東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。在学中、日本演奏連盟新人賞を受賞し、円光寺雅彦氏指揮、仙台フィルハーモニー管弦楽団と共演しデビュー。その後ドイツに渡り、ミュンヘン国立音楽大学大学院マイスタークラス修了、マイスターディプロムを取得した。これまで、クラウス・シルデ、堀江孝子、中山靖子、岡林千枝子、佐武由味子、伊達華子、埴信子の各氏に師事。現在、聖徳大学音楽学部講師、茨城県立取手松陽高校音楽科非常勤講師、および山梨学院大学附属小学校トワイライトスクールピアノ特別講師も務めるなど、後進の指導にも力を注いでいる。
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